ゴルフにおいて、インパクト後のボールの飛び出す方向（上下・左右）は最終的にはボールに対するクラブフェースの当たり方で決まります。しかし、打具の動く範囲・向きを定めているのは体幹の働きによるものであり、身体運動が、この運動に寄与していることは言うまでもありません。そこでゴルフスイングにおける体捻転運動とボール運動を計測し、そのデータを元に統計的に解析することで両者の関係を見出すことで、個人差のあるフォーム解析の一手段としてスキルアップにつなげます。

ゴルフスイングにおける重要な計測部位に３次元ジャイロセンサを取り付け、実際にスイングしてそのデータをPCに取り組み、３次元回転運動を計測する方法とオイラー変換による３次元並進運動を計測する方法により分析するために必要な身体運動物理量を求める。

ゴルフスイングだけでなく、野球のバッティングフォームやテニスのストロークに、この計測システムを使用することでゴルフスイングと同様に分析できると考えています。また、他の体捻転運動が重要なスポーツにも計測システムを多少改善することにより応用できるとも考えています。