生体計測を支える研究装置たち
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自宅での自己健康管理ツール

我が家にいながらお医者さんがするような健康チェックができたらなぁ、という 要望に答えるべく研究開発を進めているのが、この ”在宅健康モニタリング装置” です。
これは通常、お医者さんが患者さんの健康状態を調べるときに見るバイタルサイン (心拍、呼吸など)といわれるものを自分で簡単に計ることができるツールです。

こんな感じで
ベッドの傍らにあれば常に安心!! ただ寝るだけでバイタルサインをとることができます。


↓無拘束生体計測システムの説明 (PDF:552KB)
PDFファイル「無拘束生体計測システム」


計測される人は、電極を体に付けたり、巻きつけたりすることなくただベッドの上で安静にしている、たったこれだけで人の心拍、呼吸、イビキや体動という情報を得ることができます。
ずばり医学と工学の勉強をしたい人にはお勧めの研究!





自宅計測で睡眠障害を早期発見

睡眠時無呼吸症候群を発見
最近社会問題となっている”睡眠時無呼吸症候群”(※寝ている間に呼吸が停止してしまう症状)は、発見が遅れると不眠症だけでなく、記憶障害などの重大な問題を引き起こすことがあるといわれています。しかし、この症状の恐ろしいことは本人に無呼吸状態があった、という自覚症状がないことが多いため気づかれにくいのです。


実際の睡眠中の無呼吸状態


そこで、先に述べた機器を用いて睡眠中の呼吸状態をモニタすることで、客観的立場から無呼吸状態を発見することができました。上の波形は、そのときの無呼吸の状態を含む呼吸波形です。





不眠症を発見!睡眠深度の推定
不眠症の人は、基本的に中途覚醒が多く、深い睡眠がほとんどないという特徴があります。 本研究では、一晩の心拍数変動と睡眠深度との間に高い相関があることを見いだし、心拍数変動から睡眠段階の変動を推定するアルゴリズムを作成しました。



ただ寝るだけでバイタルサインをとることができます

↓睡眠段階推定に関する研究(その1)
"Noncontact Method for Sleep Stage Estimation"[IEEE論文] (PDF:3.54MB)

PDFファイル「Noncontact Method for Sleep Stage Estimation(IEEE論文)」

↓睡眠段階推定に関する研究(その2)
「脈波と体動による睡眠指標の定義と睡眠段階の推定」(PDF:940KB)

PDFファイル「脈波と体動による睡眠指標の定義と睡眠段階の推定」




今後の発展〜みんなに役立つシステムへ〜
我々はこのシステムを用い世界中の人の健康と未来を助けていこうと考えています。
JRでの事件をきっかけに世に知れ渡ることとなった無呼吸症候群の予防システムの開発をめざす。また、この無拘束システムで心拍の情報が得られることから乳幼児突然死症候群の早期発見にも適用できるのではないかと考えています。さらに、このシステムの情報より得られた睡眠段階や離床判定システムを作り一人暮らしの老人の介護の目安になればと考えています。




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