1993年から開催された屋外環境における無人自律走行車に関する競技大会です。 毎年、米国、カナダ、日本などから毎年10以上の大学が参加しています。 法政大学のシステム制御工学科渡辺研究室では、1996年から参加しています。 海外への荷物の搬送、プレゼンテーション、屋外競技など実用な研究を体験できます。 競技には、自律走行チャレンジ部門とデザイン部門とナビゲーション部門と先行車追従部門があります。
直射日光や影のある屋外環境において2本の白線の間を自律走行車が走行し、障害物などを避けて、制限時間以内でいかに誤認識せずに、定められたコースを走行できるかを競う競技です。IGVCのメイン競技です。
設計プロセスのレポート・プレゼンテーションを英語で行い、アメリカ人の審査員が客観的に評価し採点します。 内容は 車両のコンセプト・新規性 センサ構成 ソフトウェア構成 となっております。ジェスチャーを交え、発音や口調に注意しながら発表することがポイントです。
あらかじめ与えられた10個の目標点の座標を用いて、 目標点を通過させる最適経路を自動探索し自律走行により 何ポイントの目標点を通過できたかを競う、カーナビ応用のケーススタディのひとつであります。 ただし、座標の与えられていない障害物がいくつも点在しており、 これをリアルタイムで検知し回避走行することが求められます。
自律走行車が、有人の先行車両と適正な車間距離を保ち追従走行する競技です。先行車両が通るコースは直線や多くのカーブからなっていて、トンネルや橋が存在します。また、競技場は障害物が存在し、障害物を回避しなければなりません。これらの環境において先行車両を認識しながら追従走行を行います。
2002年は、オムニディレクショナルカメラを搭載し他大学チームが苦戦する中、安定した画像認識による自律走行を見せ、メイン競技である自律走行チャレンジ部門では、1997年に優勝して以来2度目の優勝をしました。また、2001年から始まったナビゲーションチャレンジ部門では、初めての優勝を果たしました。