武田研究室の思い出
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2002年3月卒 小松崎 健士
武田先生、工学部長就任おめでとうございます。私は学部と大学院通じて三年間、武田研究室こと計算工学実験室に籍を置きました。武田研究室の雰囲気を簡単に言えば、研究やゼミは難しく大変でありながらも、研究室自体は明るく仲の良いところです。
自分も以前はそうだったのですが、研究室と言うと常に研究ばかりをしている集団というイメージを持つと思います。しかし、実際には研究ばかりではなく、息抜きや研究室を出た時には、学部生と院生という上下の壁のない一つの仲間として活動していました。その甲斐あってか、発表・論文提出の前には全員で協力し合い、一丸となって本番の日へと向かっていきました。特に、この時ばかりは博士課程の細川さんや院生も普段の和気藹々とした雰囲気と違った頼りがいのある先輩としてアドバイスや意見を頂いていました。
研究と云う括りで考えれば、個人での研究という性質上、ただひたすらと自分の課題を進めていけば良いはずです。しかし、実際に研究を進めるには、本だけでは理解が難しい事柄を誰かに聞いた方が良い時が多いです。その時に壁が出来上がっている関係ではなく、仲間として協力を求めることのできる先輩がいる環境は良かったと思います。この雰囲気こそが"武田研究室らしさ"なのではないでしょうか。