第21期学部長(1996年4月から1998年3月迄)として重責を無事努められ、長い期間、誠にご苦労様でした。
今回の渡辺嘉二郎先生の学部長就任は、システム制御工学科として初めての学部長であります。 システム制御工学科の前身である電気工学科計測制御専攻時代からみますと、渡辺嘉二郎先生は、ご退任された瀬部先生、ご在任中の小口先生に次いで3人目の学部長先生であります。 先生は本工学部のOB(電気工学科出身)であり、システム制御工学科設立にご尽力され、また今回、学部長ご在任中にシステム制御工学科の第1、2回の卒業生を送り出すと言うこともあり、何かの取り合わせを同窓会としても感じております。 さて、ご在任中の事柄についてですが、お聞きしますところ、学部長就任直後の5月には学生の急性アルコール中毒入院で、就任早々からお忙しく職務にあたられました(尚、本件の学生は無事であったそうです)。 この件以降、学内外の諸問題に精力的に取り組まれ、その足跡を多く残されました。 この内の1例としまして、大学の重要課題である将来の少子化にともなう大学の対策=魅力ある大学作りがあります。この魅力ある大学作りの布石(タネ撒き)に対しても精力的に取り組まれてこられました。 これらは直ぐに効果のでるものもあれば、なかなか成果がでないものもあり、時間の必要なものに対しては、将来を見据えて着実に手を打っておくことが重要であり、これらの対策に積極的に取り組まれた先生に感謝する次第であります。 ハードスケージュルの学部長職にありながら、同窓会(地域同窓会を含む)の諸行事にも必ずご参加を戴き、同窓会行事などでの同窓生との交流には特に時間を惜しまずに接して戴き、加えて大学側の立場から同窓会を支援して戴きました。 本年早々には、大学と同窓生との間を身近にするため、及び同窓生間の交流をはかることを目的として企画したイブニングセミナーの第1回「ベンチャー起業のすすめ」の講師をお忙しい中、時間を割いて努めて戴きました。 そして、2カ年の任期が「あっと」言う間に過ぎ去ってしまい、今年3月31日をもって、その大任を果たされ、学部長を退かれることになってしまいました。 システム同窓会としても先生の工学部長としてのご活躍・ご努力に対し、大きな拍手をお送りしたいと思います。それから本当にご苦労さまでした。 |