Systems and Control Engineering |
制御工学というのは医師の診断に似ています。患部がどこかを診断し最適な処置を行う。今、何をしなければならないか?常に的確に判断し処方箋を見つけないといけない。つまり、制御する場所がどこか? どんな状況なのか? をはじめ計測(センシング)することが非常に重要であります。
私の研究室では、システム制御のための基礎となるセンシング工学に重点を置いた研究をしています。 老人介護などに対応する「無侵襲生体計測(医療計測)」や「自律走行車の開発 」など、先端制御に必要な新しいセンサーの開発の研究を進めています。このほかに、環境モニタ(粉流体計測)、スポーツ計測、機械故障の診断、音響や警報 など人間の感性に関係するセンサーや、制御理論、人工神経回路の研究など幅広 く研究しています。 学んでいる中でそれまで分からないことが見えてきたり、新しい計測法を発見し たとき、また設計がようやく完成したときなどは、計り知れない歓びを味わう ことができます。工学を通じて感動することをぜひ知ってほしいと思っています。
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