邊嘉二郎先生最終講義・懇親会が開催されました.(2015年3月7日) |
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作者: Administrator
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2015年 3月 14日(土曜日) 16:20 |
渡邊先生最終講義
工学部電気工学科計測制御専攻、工学部システム制御工学科、そして理工学部創生科学科と、45年の長きにわたり教員を務めた渡辺嘉二郎教授が、この3月末をもって定年により退任となります。そこで3月7日に、退任記念講演と懇親会が開かれました。講演には、卒業生、現役教職員・OB教員のほか、企業関係の方など、200名以上においでいただきました。
  
講演内容は、「創造性トレーニング」についてで、とても分かり易い内容でした。(なお、創造性トレーニングについては書籍が出版されています。) 創造性を生むためには、「学びほぐす」ことや、不便・不合理など「不」を感知することが大切である、という話に始まり、「害虫の捕獲器」や「ホイッスルの流量計としての利用」や「マイクロホンによる生体計測」など、シーズからの各種展開例の話へと至りました。極度に難しくはない物理法則などの応用が、展開次第では様々な実用品になるということ、そしてシーズからの展開を考える上でのヒントについての、講演であったように思います。
懇親会
講演会の後は、場所をかえて東館地下1階生協食堂で懇親会が開かれました。。駆けつけた各世代数多くの卒業生が、先生方との歓談を楽しまれました。御両親、ご子息とも渡辺研究室出身という親子二代で参加された方もおいでで、45年という長さが実感されました。懇親会では、渡辺教授の奥様への花束贈呈も行われました。あわせて、同じくこの3月末に非常勤講師としての定年をむかえる、石原義正講師への花束贈呈も行われました。(石原講師は、常勤、そして常勤としての定年後は非常勤として、工学部電気工学科計測制御専攻に始まり工学部システム制御工学科を経て最後は理工学部創生科学科の、主に実験を担当してきました。) 懇親会終了時の渡辺教授の挨拶は、「モノを作っても、今の時代は(製品としての)寿命は短い。それに比べて、育てたヒト(学生さん)は、卒業してから後も長い年月、成長し活躍していく。このような(ヒトを育てる)仕事に携わることができ、幸せでした。」といった内容でした。
花束をもらう渡邊先生 ./ob/kaiho/kaiho23/20150307small/images/IMGP3878.jpg" border="0" width="450" height="299" style="font-size: 12.1599998474121px; line-height: 1.3em;" />花束をもらう石原先生
      
なお,当日の写真は,ここから見ることができます.
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最終更新 ( 2015年 9月 21日(月曜日) 12:58 )
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渡邊嘉二郎教授 最終講義のお知らせ(2015年3月7日) |
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作者: Administrator
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2014年 11月 25日(火曜日) 09:39 |
渡邊嘉二郎教授 最終講義のお知らせ
長きにわたって本学で教鞭をとってこられました渡邊嘉二郎先生が、平成27年3月末をもって定年退職されます。 つきましては下記の通り、最終講義と懇親会を開催致します。 聴講料無料・公開にて行いますので、一般の方も広くご参加ください。
日時:2015年3月7日(土) 13時30分より15時00分まで 会場:法政大学小金井キャンパス 東館2F 体育館 懇親会:同日15時より、東館BF1 生協食堂にて(要事前申込み) ※懇親会費7,000円・当日受付にてお支払いただきます 演題:「創造性トレーニング」 参加申し込み方法 下記必要事項を明記の上、 ob(アットマーク)system.k.hosei.ac.jpへ送信してください。 【必要事項】 1 お名前 2 ご所属 3 ご連絡先(メール・電話) 4 最終講義への出席/欠席 5 懇親会への出席/欠席 ※最終講義については当日参加も可能です。 懇親会については2月28日(土)までにお申し込みください。 お問い合わせ先 法政大学理工学部創生科学科 Eメール:ob(あっとまーく)system.k.hosei.ac.jp 電話:042-387-6118(創生科学科事務室)
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Systems and Control Engineering |
制御工学というのは医師の診断に似ています。患部がどこかを診断し最適な処置を行う。今、何をしなければならないか?常に的確に判断し処方箋を見つけないといけない。つまり、制御する場所がどこか? どんな状況なのか? をはじめ計測(センシング)することが非常に重要であります。
私の研究室では、システム制御のための基礎となるセンシング工学に重点を置いた研究をしています。 老人介護などに対応する「無侵襲生体計測(医療計測)」や「自律走行車の開発 」など、先端制御に必要な新しいセンサーの開発の研究を進めています。このほかに、環境モニタ(粉流体計測)、スポーツ計測、機械故障の診断、音響や警報 など人間の感性に関係するセンサーや、制御理論、人工神経回路の研究など幅広 く研究しています。
学んでいる中でそれまで分からないことが見えてきたり、新しい計測法を発見し たとき、また設計がようやく完成したときなどは、計り知れない歓びを味わう ことができます。工学を通じて感動することをぜひ知ってほしいと思っています。

システム制御工学研究室 渡辺 嘉二郎 教授
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